こんにちは。
先日、腰痛経験のあるクライアントさんからご質問がありました。
という、ご質問でした。
「ちょっとくらい、いいんじゃない」は本当にいいのか?
、
こういった「テニスボールでほぐす」ような、まさに対処療法的で、何の根拠のなく、誰でも考えつきそうな方法って、だいたい、善くないケースがほとんどですが、
まあ、腰に違和感ある。ってことなので、
「まあ、本当は善くないけど、腰に違和感があって気になるのでしたら、ちょっとくらいいいんじゃないですか?」と、その時は回答はしました。
テニスボールが、「膝の痛みの原因」になっていた!?
でも、その後、身体の状態をチェックして診断していくと、どうやら、そのテニスボールのゴリゴリしたことが、膝の痛みの原因だったことが判明しました。
診断ではまず、痛みのある膝の周辺の筋肉に、過度な緊張があり、その緊張が膝の痛みに関連してることわかりました。
そこから、膝周辺の各筋肉の筋力テストで力が入るかどうか?確認したところ、
テニスボールでゴリゴリした股関節と腰の筋肉だけ力が半減し、30%くらいしか力が入っていませんでした。
ゴリゴリしたところを触ると熱感があり、どうやらテニスボールのゴリゴリによって、筋肉の繊維に小さな傷をつけ、その無数の小さな傷から炎症を起こしていました。
それによって、股関節や腰に力が入らないために、膝に負担がかかり、膝の痛みが引き起こされた。というメカニズムでした。
「硬いところをもみほぐす」はNG
筋肉の繊維は、繊細なのでゴリゴリすると筋肉の繊維に傷をつけます。
それを繰り返すと筋肉が作動しなくなり、力が入らなくなります。
マッサージをよく受ける方は、筋肉に力が入りにくくなっている方がよくおられます。
「筋肉が硬い」には2種類ある
まず、筋肉が硬くなっている原因というものを知らないといけません。
筋肉が硬くなるケースには主に2つあります。
①筋肉そのものが縮んでしまっている状態。
(イカに例えると、水分が無くなったスルメ状態)
②神経が「縮め!」という指令を送り続けている状態
(筋肉の水分はある状態。スルメになっていないけど硬い。神経や脳の誤作動状態)
ほとんどのケースが神経の誤作動
この2種類のケースですが、ほとんどが②の「神経や脳の誤作動」です。
筋肉がおかしいのではなく。筋肉は正常。原因は、脳や神経の誤作動。
なので、筋肉をほぐしたところで、また脳や神経から「縮め!」の指令が送り続けられれば、筋肉はまた硬くなります。
このブログでも度々お伝えしていますが、大切なことは「脳や神経の誤作動」を治すこと。そうすれば。「縮め!」の間違った指令はなくなり、硬い筋肉は自然と緩みます。
いい加減な診断と治療に惑わされない
身体を科学的に、分析すれば誰でもわかることなのですが、いまだに「非科学的」でいい加減な診断と治療がいろんなとろこで行われています。
本当の原因を探しもせず、レントゲンや画像で原因が確認できなかったら、もみほぐす。ストレッチする。電気治療する。など、アバウトで、対処療法が世にたくさんまだまだあることが不思議でなりません。
皆さんは、科学的で、エビデンスに沿った、きちんとした施術を選択されることをお勧めします。それが、自分の大切な体を守ることにつながります。
今日は、「テニスボールでゴリゴリ」してもいいのか?の質問にお答えしました。
広島市、三原市、岡山市で
最高の体調を作り出すサポートをしています
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りゅうしん整体院
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(旧 みどりい整骨院・広島市安佐南区)
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