「このまま歩けなくなるの…?」何度もぶり返す変形性股関節の痛みに終止符。60代女性の体験記

クライアントさんの情報
・年齢:60代
・性別:女性
・居住地:広島県三原市
・職業:介護など
からだの状態・生活への影響
症状は、「股関節痛」
右股関節の痛み。(変形性股関節症)
歩くと痛い、椅子からの立ち上がりやズボンの着脱時にも痛む。特に「普通に歩きたい」と強く感じていた。
どのくらい前から続いているか
3〜4年前から痛みが強くなり、2年前からは我慢できないほどに悪化。
痛み・不調の程度や、日常への支障
- 歩行時に右足をかばうため、不自然な歩き方になる
- 階段は一段ずつでないと上がれなかった
- 長時間の座位後(椅子・車など)に立ち上がると特に痛い
- ズボンの着脱、掃除、モップ作業など日常動作で支障
- 不調があると、介護業務などにも不安・支障が出ていた
【痛みへの気持ち】
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「このまま歩けなくなるのでは…?」
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「将来、手術しないといけなくなるのでは?」
-
「今の体でこの先も過ごすのはもうイヤだ」
来院までの経緯

🔸発症の背景
Oさんは40代から整形外科に通い始め、介護職として10年以上勤務されていた間、体に大きな負担がかかっていました。
お仕事では、重度の要介護者のトイレ介助などを繰り返す中で、腰や股関節に不調が現れるようになり、20年以上にわたりリハビリを継続。
🔸他の施術歴と結果
これまでに整形外科・鍼・整体などを受けてきたものの、どれも「一時的には楽になるけれど、またすぐに戻ってしまう」という結果ばかり。
特に整形外科では変形性股関節症と診断され、手術を勧められたこともありましたが、できれば避けたいという思いが強く、保存療法を模索していました。
月1回の鍼治療や、週1回の整形外科でリハビリも続けていましたが、大きな改善は感じられず、
「どうすれば本当にラクになるのか知りたい」
「このままの体でずっと過ごすのはもうイヤだ」
という気持ちが強まっていたとのことです。
🔸気持ちの変化
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「整形外科やリハビリでも良くならないなら、もっと他の見方が必要かもしれない」
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「表面的な痛みじゃなくて、体の使い方や生活全体を見てほしい」
という考えを持つようになり、「根本改善」を目指す場所を探し始めました。
当院を選んだ理由
🔸どのようにして当院を知ったか
Oさんは、当院院長のラジオ出演を偶然耳にしたことがきっかけでした。
「他とは違うアプローチ」「脳・神経・生活習慣にまで目を向けた整体」という言葉が強く印象に残ったといいます。
🔸選んだ理由・共感したポイント
これまでの施術では、
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「痛みの原因を深く説明してくれるところがなかった」
-
「その場しのぎで、根本的には良くならなかった」
という不満がありました。
そんな中、当院の
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“原因の根本を見つけていく”という考え方
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“生活習慣・姿勢・神経の働き”まで含めた総合的なアプローチ
-
「痛みが出なくなる体づくりを一緒に目指す」という姿勢
に「ここなら本当に変われるかもしれない」と感じ、ご来院いただきました。
来院時の状態

🔸客観的な評価・身体の状態
初回の検査では以下のような特徴が見られました:
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歩行は右重心が強く、無意識に右足をかばう癖あり
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右股関節の可動域制限(屈曲・外転)あり
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右脚の筋力が左よりも弱く、アンバランスな使い方をしていた
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重心が偏ることで、上半身や腕の筋出力も低下していた
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意識が常に右股関節に集中しており、脳の緊張・注意過剰な状態
このように、構造的な問題だけでなく、神経系の誤作動(痛みへの過剰な意識)や脳の緊張状態が全身のバランスを崩していました。
🔸Oさんの訴え(来院時の言葉)
「普通に歩けるようになりたい」
「立ち上がるたびに痛くて、辛い」
「今のままの体を続けるのはもう無理。なんとかしたい」
「どうすれば本当にラクになれるのか、ちゃんと知りたい」
「その場しのぎ的な方法ではなく、ちゃんと診てほしい」
🔸【Oさんの本当のお悩み】
こうした“お言葉”の背景には、
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将来への不安:「このまま歩けなくなるかもしれない」
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手術への恐怖:「できれば手術は避けたい」
-
安心したい気持ち:「信頼できるところで受けたい」
というお気持ちがあったのではないかと思います。
施術内容

🔸なぜ、これまで改善しなかったのか?
Oさんが長年通っていた整形外科やリハビリ、民間療法(鍼や整体など)では、「筋肉や関節」だけに着目したアプローチが中心でした。
しかし実際には、**筋肉や関節の働きをコントロールしているのは“脳と神経”**です。
この「脳・神経」の誤作動や混乱があるままでは、
- どんなに筋肉をほぐしても
- どれだけトレーニングしても
- 一時的には良くなってもすぐ戻ってしまう
という状態を繰り返してしまいます。
🔸当院での診断とアプローチ
Oさんの身体反応と日常の状態を総合的に分析した結果、私は次のように診断しました:
「筋肉・関節に加え、それらをコントロールする脳・神経系の機能不全が主な原因である。したがって、
症状の根本改善には「脳と自律神経の調整を含めたアプローチが必要である」
この診断に基づき、当院では以下の方法で施術を行いました。
🔸脳と神経を整えるために行った4つの介入
- 栄養の最適化:タンパク質・食物繊維・水分摂取
- 睡眠の質向上:寝つき・眠りの深さへの助言
- 運動と筋バランス:必要な筋肉を必要な順で鍛える
- メンタル・意識の切り替え:「痛みに意識が集中する脳」から「自然に動ける脳」へ
🔸施術の進め方
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最初は腹式呼吸などを通じて、神経系の緊張をリセット
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徐々に大臀筋・大腰筋など“支える筋肉”を再教育
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改善が進むたびにアプローチする筋肉や手法を柔軟に調整
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睡眠・メンタル面へのアプローチも加え、より安定した改善へ
施術内容
毎回、「カウンセリング」「身体機能の分析」を行い、日々変化する体の状態に合わせ、アプローチに変えていきます。
・1-3回目 栄養・腸の改善・呼吸改善
・4回目 右股関節の運動(梨状筋)
・5回目 左股関節の運動(大臀筋)
・6-8回目 栄養・腸の改善
・9回目 メンタルアプローチ
・10-12回目 睡眠改善アプローチ
・13回目 膝から下のトレーニング
・14回目 メンタルアプローチ
・15回目 右股関節ストレッチ(腸骨筋)・背中トレーニング(広背筋)
※ Oさんの股関節は、変形性股関節症ということで、無理なトレーニングは逆に股関節には負担が大きいけれども、筋力の低下を回復させることが、股関節の回復には必須であるため、「変形」であることを考慮しながら、慎重にお体と対話しながら行うことを実践しました。
大切なことは、「体質から丁寧に変えていくこと」。その方法をしていったことで、じわじわと効果が出始めてきました。
経過・変化

・経過
6回目で10の痛みが→2に。
『最近、全然痛くなさそうだね。どうして?』と言われるように
・1〜3回目 体の反応は改善。症状は変わらず。
・4回目「階段の上り下りがラクになってきました。片足ずつ交互に上がれるように」
・5回目 「股関節の痛みをあまり感じない」ズボンの着脱・車の乗り降り時の痛みが軽減。立ち上がりもスムーズに。
・6回目 痛みが10→2に。歩幅が広がり「股関節の痛みをほぼ感じない」「掃除などの中腰姿勢でも痛みがなくなってきた」
・7回目 「股関節の痛みはほとんど感じない」「中腰姿勢ではいつもだったら痛くなるのに最近は痛くならない」
「リハビリに行っている整形外科の他の患者さんから、私の歩く姿を見て『全然痛くなさそうだね。どうして?』と言われる」
・8、9回目「以前よりラクだけど、最近調子がイマイチ。。。」「車から乗り降りの時に少し痛かった。乗り降りしづらかった。」「以前ほどの痛みではないが、長く歩いたときに少し痛い」
・10、11回目「股関節の調子良い]」「2時間座った後の立ち上がるときに腰が少し痛かった」
・12、13回目「低い椅子から立つ時は少し痛みがあるが、普通の椅子から立ち上がる時の痛みがなくなってきた」
・14、15回目「股関節調子いい。痛みがない」「モップ掃除の時に少し痛い時ある」
回復されたこと
①痛みの軽減:ズボンの着脱衣時の痛み。車から降りる時の痛み。中腰姿勢の痛み。椅子から立ち上がる時の痛み。がなくなってきた。
②歩行改善:歩く時の痛みがなくなり、歩幅が広くなって、歩くスピードが上がった。
③階段の昇り降り改善:一段づつ足をそろえていたが、左右交互に普通に昇降できるように。痛みがない。
4回目頃から、症状の変化が徐々に現れてきました。現在、15回でここまで回復されました。ここまで回復できたことは、Oさんが当院に通い、アドバイスを実践され、生活習慣を改善し、トレーニングなど積み重ねてこられた結果です。
今後は、
①「低い椅子の立ち上がり時」「モップ掃除」「長い距離歩行」の時の小さな痛みの改善。
②調子に波があるので、いい状態の安定。
③変形性股関節症の「変形」はどうしても戻らないので、股関節の変形の進行を抑えるためのメンテナンス。
その目的のために継続来院されています。
「体質を変える」と「歩きがラクに」
歩行分析の比較動画
4月から施術が始まって、、6月に動画を撮って比較してみました。
歩いても「ほとんど痛くありません」
痛みは10→2に。
初見時は、ゆっくり歩かないと痛いので、恐る恐る足元を見ながら、慎重に歩かれていました。
約2ヶ月後(6回目)、
・歩いても「ほとんど痛くありません」
・痛みは10→2になり、
・歩幅が広がり、
・歩くスピードも上がり、
・足元を見なくても、安心して歩くことができるようになっています。
体験談
Oさんに、これまでの変化や当院の印象についてお伺いした際のお言葉を、以下にご紹介します。
〜 Oさんの実際の声(抜粋) 〜
「これまでいろんなところに行ったけど、その時は少し楽になっても、またすぐ戻るの繰り返しで…。ここでは、なぜ痛いのかをちゃんと説明してくれて納得できたし、気づいたら“痛くない”が続くようになっていました。」
「階段を普通に上がれるようになったことが、こんなにうれしいと思わなかったです。前は手すりにつかまって一段ずつだったのに、今は交互にスイスイと上がれるんです。」
「人から『全然痛くなさそうだね』って言われたのがすごく嬉しくて。今の体なら、安心して生活できる気がしています。」
※こちらは個人の感想であり、すべての方に同様の効果を保証するものではありません。

🔸掲載許可
✔ ご本人より、実名以外での掲載許可をいただいています(「Oさん」として表記)
このように、Oさん自身が実感された変化と、**“痛みの不安が少しずつ解けていった過程”**が伝わる感想となっています。
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生活習慣への指導内容
Oさんの改善には、「施術」だけでなく、日常生活の質を変えていくことが非常に大きな鍵となりました。
特に「脳と神経」を正常に働かせ、筋肉がスムーズに動ける体を作るために、次の4つの分野に重点を置いて指導を行いました。
🔸① 栄養指導
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栄養の不足によって、体の修復や神経伝達に支障が出ている可能性があったため、食事内容の改善を促進
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腸の疲れが、体内の炎症や体内環境の悪化を招いていたため、不足した栄養の摂取の習慣化を指導
🔸② 睡眠指導
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睡眠の質(寝つき/夜中の目覚め/深さ)をヒアリング
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交感神経の過緊張を落ち着かせるため、呼吸法・寝る前の習慣改善、睡眠環境などをアドバイス
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睡眠の改善とともに、朝の体のこわばりや疲労感が軽減していく様子が見られました
🔸③ 運動・セルフケア指導
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初期は「呼吸の改善」「体幹の安定性」などからスタートし、徐々に大臀筋・大腰筋・足指・かかと・腸骨筋など部位別に細かく調整
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「動作時の意識の使い方」「痛みにとらわれない姿勢作り」も同時にトレーニング
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ご自身でも取り組めるよう、**“無理なく続けられる範囲でのセルフケア”**を提案
🔸④ メンタル(意識・注意の方向)
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痛みのある部位に意識が集中しすぎていたため、**意識の集中を緩める“脳の切り替え方法”**を実施
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本人の「良くなりたい」という意志を活かしつつ、無理に頑張らないバランス感覚を習得
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「自分の体は変わっていける」という感覚が出てからは、施術後の安定度が格段に上がる
このように、「体を支配する脳・神経」に働きかけるため、生活習慣(栄養・睡眠・運動・メンタル)という4つの柱を調整したことが、根本改善へのカギとなりました。
施術者のコメント
Oさんのように、長年にわたり整形外科やリハビリ、鍼や整体などを受けてきたにも関わらず、「その場しのぎ」に感じていた方は少なくありません。
初回の検査・ヒアリングで感じたのは、
「筋肉や関節のアプローチだけでは、この方の症状は変わらない」という確信でした。
🔸診断の背景
私がOさんに対して行った診断は、
- 筋肉や関節をコントロールしている“脳と神経”の機能に混乱があること
- その結果として、「正しく動かそうとしても力が入らない・痛みが出る」といった状態になっている、というものでした。
🔸施術で大切にしたこと
施術では、
- 脳が誤って認識している動きや感覚を、呼吸・姿勢・意識の方向から少しずつ修正しながら、
- タイミングを見て**必要な筋肉にだけ最小限のトレーニングを加え、体に“もう一度学習してもらう”**ことを意識していました。
Oさんは、「良くなりたい」という意志を持って行動されていたので、
そのお気持ちを尊重しつつ、頑張らずに結果が出るよう、生活の中で無理なく継続できる内容をお伝えしました。
🔸改善の本質は「神経と生活」から
- どれだけトレーニングしても
- どれだけ良い施術をしても
体の司令塔である脳・神経が働かなければ、結果は出ません。
Oさんの回復は、「自分の体は変わる」という感覚を取り戻せたことが、大きな転機だったと感じています。
同じような不調でお悩みの方へ
Oさんのように、
✔ 整形外科や整体、鍼などを受けてもすぐ戻ってしまう
✔ 痛みをかばいながら歩き、人の目が気になる
✔ 「このまま歩けなくなるかも…」と不安を感じている
✔ でも手術だけは避けたい
そんな方は、もう我慢せず、次の一歩を踏み出してみてください。
🔸「なぜ良くならなかったのか」を知ることが第一歩
痛みが続くのは、あなたのせいでも、年齢のせいでもありません。
「本当の原因」が見落とされているだけかもしれません。
Oさんも、長年「その場しのぎ」の施術で苦しんできましたが、
痛みの裏にあった【神経系の混乱】にアプローチすることで、日常が変わっていきました。
🔸あなたにも、体が変わるチャンスがある
「階段が普通に上がれるようになった」
「ズボンを履くのが苦じゃなくなった」
「“痛くなさそうだね”って言われた」
――これは特別な人だけが得られる結果ではありません。
正しい見立てと、脳と神経の働きを整えるアプローチがあれば、あなたにもきっと可能です。
右股関節の痛みが長引いている方、
「またすぐに戻ってしまう…」と感じている方、
手術は避けたいけれど、どうすれば本当にラクになるのか分からない――
そんなあなたへ。
りゅうしん整体院では、痛みの原因を脳・神経・生活習慣から見つけ出し、「もう戻らない体づくり」をサポートしています。
🔹このような方にこそ、当院は向いています
- 整形外科やリハビリ、整体、鍼でも良くならなかった
- 歩き方や姿勢が気になり、人の目がつらい
- 手術は避けたいが、今のままも不安
- 根本から改善して、安心して動ける体になりたい
🔹今すぐ、次の一歩へ
「今のままでは将来が不安」
「でも、変われる可能性があるなら知りたい」
そう思われた方は、どうぞご相談ください。
あなたの体と未来を、私たちと一緒に整えていきましょう。
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ご注意事項とお願い
※ 症例は実際のご来院者の体験をもとにご紹介していますが、感じ方や効果には個人差があります。すべての方に同様の結果を保証するものではありませんので、参考としてご覧ください。
※ また、この症例紹介は、Oさんご本人のご協力・ご承諾をいただいた上で、症状の経過や変化について紹介させていただいております。「私と同じような症状で悩まれている方の、何かのきっかけになれば」と、ご協力くださったことに感謝いたします。
りゅうしん整体院 西尾龍伸